類似デザイン


こちらの画像は

フランス観光開発機構の公式ホームページのものです。

http://jp.rendezvousenfrance.com/ja/node/75977


先ほどツイッター経由で目にしました。




これは私がラベル用に2013年にデザインしたものです。


縦長、横長を作りまして、

縦長のものを当時のツイッターのアイコンにしていましたので

目にされた方もいらっしゃると思います。



私がパクったと思われるのも癪なので

縦長のものを作った際の

更新日時の付いたものを貼っておきます。

基本的な図柄の構成は同じですので。



私のデザインは公的に発表したものではありませんから

たまたま似てしまったはずです。


エッフェル塔と風船のような組み合わせなど

ありがちといえばありがち。

風船の自由でフワフワと柔らかなイメージでパリを探索。

いかにもパリ観光といえます。


フランスの短編映画に「赤い風船」という名作もあります。

 風船と少年がパリ中をめぐるお話です。


この様にデザインなど人が考えることは似てしまうものです。

 

「このお菓子は当店オリジナル」などという文句を

目にすることがあります。

それこそお菓子や料理などというものは

何千年も歴史があります。

組み合わせなり製法なり、

必ず誰かが試しているはずです。

不老長寿や錬金術を求めていたわけですから、

その試行錯誤ぶりは現代以上かも知れません。


「オリジナルなものを、私にしか作れないものを作ってやる」

という意気込みは大事かもしれません。

ですが、すでに誰かが作ったかもしれない、

という謙虚さは必要だと思います。

 

故きを温ねて新しきを知る

 

先人たちが残してきたもので

今の我々が新しいモノを生み出せているのですから。

 

ところで、

フランス観光開発機構のホームページは

おそらくちゃんとしたデザイナーさんが

デザインなさったものなのでしょう。

それに似たものが作れたなんて

私も捨てたもんじゃないなぁ、

と一人悦に入っておる次第です。


ですが発想は似ていても

構図などはさすがにプロには敵いません。

 そこがプロと素人の差なんでしょうね。