<クレマ>
エスプレッソを淹れた時にできる表面の泡のことです。
いろんな記述を読みますと、
「エスプレッソを上手に淹れるとクレマができます」とか
「エスプレッソを淹れるのに慣れるとクレマができるようになります」
などと書かれています。
煎られたコーヒー豆を購入してエスプレッソを
淹れている時には全くクレマができず、
自分の未熟さやマシンの性能を嘆いていました。
粉の詰め方が悪いのだろうか?
粉の挽き方がいけないのだろうか?
マシンの何処かで蒸気漏れしていて
それで勢いのある泡ができないのであろうか?
それともそもそもこのマシンではクレマはできないのだろうか?
ところが、
自分でコーヒー豆を煎るようになり
エスプレッソを淹れると
クレマができる。
間違えなくできる。100%できる。
どの品種でもできる。どの煎り方でもできる。
多少荒っぽい粉の詰め方をしてもできる。
なぜできるのか?
それは焼きたてだから、のようです。
クレマの正体は、
二酸化炭素だそうです。
コーヒー豆は煎られると内側に二酸化炭素を溜め込みます。
この二酸化炭素は時間とともに徐々に抜けていきます。
抜けるときに一緒に香りも抜けていきます。
だからコーヒーは煎りたて、挽きたてが美味しいのですね。
(煎りたてに関しては
煎りたてすぐは味が若いので
2~3日経ってからのほうが
美味しいという意見が多いようです。
いずれにせよ数十日も経ったものは
香りが抜けてしまうのでしょうが)
原因が分からなかった時には
無駄に試行錯誤をしていたわけですが、
購入したものが炭酸ガスの抜けた古い豆だったわけですから
どんなにあがいてもクレマはできませんよね。
すっかり記述に騙されてしまっていました。
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