農産品のマッチング

以前県の農業・園芸総合研究所で催された県産品の展示会で
県の農産品担当の職員とお話させて頂いた際、
レッドカーラントやカシスなどが
県内でも生産されていると聞きしました。

しかしそれらを市内のスーパーや果物屋で
見かけたことはありません。
生産量が少ないので市場ではなく
産直所で販売しているそうです。

以前ルバーブでも同じ話を聞きました。
産直で販売していても、
客は調理方法がわからないので
結局は売れ残ってしまうそうです。

店をやっている者としては
県内産の果物は「県内産」というだけでも
魅力的です。
栽培している現場がすぐ近くなので確かめることができ、
安心して使用することができます。

この農家とお店の中間を結ぶ仕組みがないんですよね。

これでは農家さんは採算が合わないから
あまり馴染みのない果物を作るのをやめてしまうでしょうし、
お店は現場を確かめようがない
外国産の果物でお菓子を作り続けなければなりません。

TPPなどいろいろ議論されていますが、
農業問題はこういった草の根の部分から
考え直していくべきなんじゃないかと
生意気にも考えてしまいました。

 

それでも何とか県産果物を仕入れようと模索しています。

形になればよいのですが。