あの味をもう一度味わいたくて
自分で行ける範囲でしたが、
色んな店の物を食べましたが、違う。
行列のできる、フランス仕込みの評判店にも行きましたが
確かに風味はありますが、肝心の食感が違う。
もうこれは自分で作るしかない、と決心しました。
当時はまだ会社勤めの身でしたので、
休みのたびに文献を漁り、
レシピ・温度・時間などをノートにつけつつ、
小麦粉・バター・脱脂粉乳・イースト・水などの
材料を変えながら1年間試作し続けました。
日本はヨーロッパと違い湿度が高いので、
焼きあがったクロワッサンをサクサクに保つことが
非常に困難です。
それでもサクサク、ハラハラが長続きする
私がパリで食べて感動した味に匹敵する
クロアソンが出来上がりました。
<つづく>
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